けつばんの実力

どーも、yue@です。相変わらず仕事が遅いです。
今回は、けつばんの実力について調べてまいりました。
さすがけつばんといったところで、結構とんでもないことに……。
それでは、どうぞ!


用意するもの
  • けつばんモードへの突入準備
というわけで、けつばんモードです。
ピーピーエイドで突入しました。
この時点では「ねむり」です。
まぁ、この手のやつは大抵そうなんですが。
でも、こういう場合、確かめたくなりますよね。
というわけで確かめます。困ったときのGBJz
「ポケモンのふえ」がなくて……
ちなみにこっちのポケモンは裏技連発で理論値まで成長したミュウ(Lv255)
吹いてみた。
こおり入りましたー。
やけど入りましたー。
要は、「多重状態異常」です。
もはや定番ですね、この状態。
見た目眠りだから判別つきにくいですが。
というわけで、けつばんは「多重状態異常」であると確認できました。
では、次へ行きますね。
VisualBoyAdvanceに戻りました。
ちょっと流して技チェックです。
「つつく」、と。
「すいとる」ですか。
能力差によっては大量回復されて厄介ですなう。
といってもあっちのHPは……ハァ。
「しびれごな」……。なかなか嫌らしい技持ってますね。
で、「10まんボルト」、と。
いろんな技を持ってますねー。
さてと。
では、正体を見せてもらうといたしましょうか?
……どうやらストライクだそうです。
技も持っています。間違いなさそうです。
しかし、もっと有力な証拠があるのです、よ?
適当なポケモン(この場合はハガですが)のステータスを開きます。
そして戦闘に戻ると、相手の姿がストライクに!
ちなみに今回、能力値調べるついでに調べたのですが、
ちゃんと外見はストライクってことになってました。
ここまでは、通常のけつばんモードです。
さて、もうお分かりですね?
そう、次はアレです。
表があるなら裏もあります。
今度は反転けつばんモード。
この時点では(以下略)
どうせ多重状態異常なので話を進めます。
間違ってもGBJzで反転けつばんモードやるのが面倒なわけじゃないです。
というわけで技チェック。
「つつく」は共通技のようです。
「しびれごな」も共通。厄介ですねー。
「なみのり」とな。強力な技をもってますなう。
で、「すいとる」、と。
どうも、これも共通技ですね。
変化は「10まんボルト」が「なみのり」に変わっただけですか。
では今度は正体チェック!
……あれ?
こっちもストライクなの?
例の方法で正体を見ました。
崩れてて判別しづらいですが、ストライクですね、これ。
さて、これで終わりではありませんよ?
今回は、けつばんの能力値を調べてきました。種族値からね。
ですが、そこには思いもがけないトラップが。

では、まずは普通のけつばんです。
ちなみに、データはハナダ西草むらなので、場所によって変わるかもしれません。
それについては未確認ですが、一応。
まずは種族値。

HP72
攻撃79
防御86
素早さ93
特殊127
レア度127

ドククラゲあたりが結構近いのかな?
ちなみにドククラゲはこんな感じ。

HP80
攻撃70
防御65
素早さ100
特殊120
レア度60

ですから、防御・レア度以外は結構近いかと思われます。
さて、問題の能力値です。

レベル127
HP8488 / 32382
攻撃1519
防御5147
素早さ8745
特殊12415

……ナンジャコリャ。
ま、まぁ、どう考えてもありえない数字です。
ですが、メモリ観察して確認したんでたぶんメモリ上ではこれで間違いないです。
しかし、挙動に合わない。ということは、ここに何らかの補正がかかっていると考えられます。
プログラムって2進数、16進数ですし、2のべき乗使われることが多いですよね。
というわけで2^10=1024で割って攻撃から先の剰余を出してみました。すると……

レベル127
HP8488 / 32382
攻撃525
防御27
素早さ553
特殊127

と、このようになります。
攻撃・素早さは、何も積まなければ最高素質最大努力Lv100のポケモン全てを上回るはずです。
この世代ではHPを除いて最高の種族値はパルシェンの防御180です。
そのパルシェンの最高素質最大努力Lv100の防御ですら、500に到達しない(はず)といえば、
この数字の恐ろしさがわかると思います。
ちなみに、Lv255とかにすると普通に上回ると思います。
うちのミュウは最高素質最大努力でLv255ですが、HP以外の能力が752です。
余計な話も入りましたが、戦闘時の挙動を見るに、上記の能力値が案外正確っぽいです。
というわけで、私はこの能力値を推します。
疑問点が一つあるのですが、この時点ではおいておきます。
ちなみに、けつばんは捕まえると以下のような能力値に変化します。

レベル127
HP8488 / 164
攻撃20
防御43
素早さ22
特殊45

うーん、これはひどい。
ちなみに、メモリ弄ってLv1からふしぎなあめ投与しまくりましたが、
ほんとぜんっぜん能力値上がりません。悲しいくらい。
原因はさっぱりわかりません。

さて、次は反転けつばん、ピカチュウですね。
まずは、種族値。

HP72
攻撃65
防御58
素早さ51
特殊127
レア度127

全体的に通常けつばんより低めですねー。
HP、特殊、レア度は同じですが……。
全体的に見たらオムスターが近いのかな……?
ちなみにオムスターはこんな感じ。

HP70
攻撃60
防御125
素早さ55
特殊115
レア度45

ですから、防御とレア度除いたら相当近いです。
防御・レア度はものすごく差がついてますが。
では、能力値。

レベル127
HP4876 / 12415
攻撃12329
防御8731
素早さ5133
特殊1663

相変わらずひでえ。
というわけで2^10で剰余出しますねー。

レベル127
HP4876 / 12415
攻撃41
防御539
素早さ13
特殊639

防御・特殊高すぎワロタ。
特殊はミュウツーLv100(最高素質最大努力)に特殊アップ1段積んでもギリギリ上回れません。
それに対して攻撃、素早さは非常に低いですね。
実は、ここに疑問点があるのです。
こいつ、すばやさ76のハガに対して先制します。
まひさせてすばやさ254で対抗しても抜かれるので、素早さだけは剰余出してない可能性が高いです。
ですが、挙動を見るに、他の能力値は近いものだと思われます。
こっちは捕まえると能力もピカチュウ化するので捕獲後は省略。


で、ここから得られる結論ですが、簡単に言いますとこうです。
けつばん強いよけつばん! でも捕まえると弱いよ!

さて。ここまででひとつ疑問があると思います。
「なぜ、通常と反転に差異があるのか」
通常のけつばんモードでは、全てのポケモン→進化→けつばんと動きますが、
反転では全てのポケモン→ピチュー→進化→ピカチュウと動きます。
反転時は経路でピチューを経由しているわけです。
最終的にたどり着く地点が違うので、途中経路にあたるけつばんモード内にも差異が生じます。
つまり、ここが差異の原因と考えることができます。
そもそも二つは別のものなので、当然といったら当然なのですが。

けつばんの正体が「全てのポケモンの進化系」というのはすでに知られています。
ですが、メタモン様にへんしんさせたりすればストライクの姿をしていますし、
捕まえるとサイドンに変わることもあります。
そして、「多重状態異常」

察しのいい方はすでに気づいたかもしれません。
つまり、アレです。

けつばんモード突入時には、「ポ=ね」によって非常に強いエネルギーがかかっているはずです。
そのエネルギーによって進化したとしても、すぐに安定するとは考えにくい。
思い出してください。「多重状態異常」は、乖離状態のメタモン様に見られます。
つまり、この状況においては、あくまでも「乖離状態」の一種。
強力なエネルギーによる不安定な状態なのです。
はやぶさバッヂを利用して捕獲することによって、不安定だったエネルギーは安定し、
この時点で「けつばん」や「ピカチュウ」として、完全な状態になります。
エネルギーが安定したことによってその質も変化します。
その結果が、ステータス確認による「反転化」の能力です。
けつばんの外見が見る側によって少し不安定なのは、
「本来ありえない存在」であることによる、ほんのわずかな乖離……というより、ズレが原因でしょうか。
まぁ、これに関してはあくまでも推測に過ぎないのですが。

「反転化」という能力は、どういう働きをしているのでしょうか。
けつばんモードでは、一度乖離状態を作り出し、安定させることで完全体を作り出します。
通常は、その結果生まれるのは「けつばん」です。
しかし、「反転化」を通すことで、結果は「ピカチュウ」へ向かいます。
よく考えてみれば、全てのポケモンが「けつばん」に進化するほどのエネルギーですから、
どんな対象でも「けつばん」に向かうはずなのです。
それなのに、「ピカチュウ」に向かう。
であるならば、そのエネルギー自体、別物に変化したと考えてもいいでしょう。
ということは、普段「けつばん」へ向いているエネルギーが、「ピカチュウ」へ向く。
つまり、「ポ=ね」のエネルギーの向く方向を変化させるもの。
これが、「反転化」なのではないでしょうか。

というわけで、真実へ突入します。


真実

けつばんは、強力なエネルギーによって全てのポケモンから進化する。
しかし、けつばんモード内では不完全であり、不安定で「乖離状態」の範囲ともいえる。
捕獲する前は異常に強く、捕獲後は異様に弱いというのは、
エネルギーを不安定な状態から安定な状態に移すからであり、
わずかな不安定要素が「反転化」の能力にまわされる。

また、反転けつばんモード内においては、進化先が「ピカチュウ」となる。
この場合もけつばんモード内では不安定であるが、「ピカチュウ」は安定したポケモンであり、
安定状態になったピカチュウは「反転化」の能力を有さない。

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